共有名義の不動産売却は大変って本当?流れをスムーズにこなすコツ
■共有名義の不動産売却は大変!どうしてなのか
共有名義の不動産売却が大変だと言われる理由は「準備を共有名義人の分だけしなければならないから」です。
たとえば夫Aの名義の家があったとします。
夫A名義の家の場合、夫が不動産売却の意思を示し、売主である夫が書類などを準備すれば済むはずです。
しかし、夫Aと妻Bの共有名義の不動産売却だったらどうでしょう。
家は夫だけの意思では売却できません。
妻も共有名義人だからです。
反対に妻が不動産売却に乗り気でも、夫が承諾して不動産売却手続きに協力しなければ、不動産売却の流れは難航します。夫も共有名義人だからです。
不動産が共有名義になっていると、2人以上の人間が名義人として不動産売却手続きの流れに関与しなければならないため、手続き時の準備や売却意思の統一などの点で苦労することになります。
特に苦労するのは、離婚時に共有名義になっている不動産売却です。
離婚の後に共有名義の不動産を売却したくても、夫婦が協力できるとは限りません。
離婚時の状況や事情によっては連絡が取れないこともあれば、お互い顔も見たくない、話したくないというケースもあります。
共有名義の不動産売却をしようにも、連絡や売却意思の確認、手続きの流れでの協力が難しく、不動産売却が難航する傾向にあるのです。
■共有名義の不動産売却の流れをスムーズにこなすコツ
共有名義の不動産売却の流れをスムーズにこなすコツは3つあります。
・離婚時あるいは離婚後の共有名義の不動産売却に慣れている不動産会社に相談する
・共有名義の不動産売却の流れが大変なことを見越して離婚前に買主を探しておく
・共有名義の不動産売却の流れは大変なので離婚に合わせて不動産売却してしまう
離婚後の夫婦が共有名義になっている場合は、特に手続きの流れが難航する傾向にあります。
事情を理解して共有名義不動産の売却をスムーズに進められるよう、離婚した夫婦の間に立ってくれるような不動産会社を探すことがコツです。
共有名義は手続きの流れが難しくなることを見越して、離婚にタイミングを合わせて買主探しをしておくなど、対策が重要になります。
離婚後に顔を合わせなくて済むように、離婚に合わせて共有名義の家を不動産売却してしまってもいいでしょう。
■最後に
共有名義の不動産売却は共有名義人が2人以上いることから、足並みをそろえて不動産売却の流れを進めることが難しくなる傾向にあります。
特に離婚した夫婦の共有名義になっている場合、連絡や売却意思の確認などで流れがスムーズに進まなくなることがあります。
離婚に合わせて買主探しをしたり、不動産売却を済ませたりするなど、対策を考えておきましょう。
共有名義の不動産売却で困ったら、札幌不動産売却相談窓口へお気軽にご相談ください。