ローン返済が残っている家は不動産売却益への課税はあるの？
不動産売却の対象になる物件にローン返済が残っていることは珍しくありません。
ローン返済が残っている不動産は売却できないと思いがちですが、任意売却など状況に合った方法さえ選べば売却可能です。
ただ、問題になるのが不動産売却益への課税です。
たとえばローン返済が残っている場合、不動産売却益でローン返済分を清算することがよく行われています。
ローン返済が残っている家の不動産売却益に課税があると、ローン返済をしつつ税金をはらわなければならず、
売主は負担が心配になるのではないでしょうか。
ローン返済の残っている家の不動産売却益への課税はどうなっているのでしょうか。
また、ローン返済の残っている不動産の売却で注意すべきポイントはあるのでしょうか。
不動産売却益への課税はどうなっているの？
不動産売却をすると不動産売却益への課税があります。
また、手続きの際に必要な税金もあるのです。
ローン返済が残っている家の不動産売却での課税は次のようになっています。
・不動産売却益に対して譲渡所得税などが課税
不動産売却すると不動産売却益に対して譲渡所得税がかかります。
不動産売却益とは不動産売却で出た利益のことです。
たとえば不動産が1,000万円で売却できたとします。
この1,000万円という金額がそのまま不動産売却益になるのではなく、
不動産売却金額から売却時にかかった費用などを引いて不動産売却益を計算し、
不動産売却益部分に対して税金がかかるという流れです。
1,000万円から費用などをすべて引いて不動産売却益が100万円だったら、
100万円という不動産売却益の部分に対して税金がかかります。
・ローン返済の残っている不動産売却のその他の税金
不動産売却の際は売買契約書を作成し金額に応じて印紙を貼り付けるルールです。
印紙は印紙税という税金の一種になります。
この他に所有権移転や抵当権抹消などの登記手続きに登録免許税という税金が必要です。
ローン返済中の物件の不動産売却益への特例や注意点
ローン返済中の物件を不動産売却した場合は、不動産売却時に各種の特例が使える可能性があります。
長期譲渡所得の軽減税率といった特例があるので、使える特例や控除などがないか不動産会社に確認することが重要です。
また、ローン返済中の物件の不動産売却益ではローン返済の残りと不動産売却益の金額がどうなるか確認する必要があります。
ローン返済中の不動産を売却したときは不動産売却益でローン返済の清算を行うのです。
清算できなかったローン返済残高は不動産売却後も返済しなければいけません。
そのため、不動産売却益とローン返済残高のどちらが多くなるか慎重に見極める必要があります。
最後に
ローン返済中の物件も不動産売却が可能です。
ただし、不動産売却益への課税や特例・控除などの利用、
ローン返済残高と不動産売却益の額など、売却においては注意したいポイントがあります。
ポイントに注意して不動産売却を進めるためにも、
ローン返済の残る不動産の売却は実績と経験のある札幌不動産売却相談窓口にご相談ください。
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