不動産売買の現地調査とは?方法や目的を解説


不動産売買の現地調査とは、不動産売買を進める中でおこなわれる不動産を現地で確認するプロセスのことです。
不動産は高額の買い物ですから、書類だけで状況や状態を判断できません。
詳細な紙の資料があっても、その資料の内容があっているかどうかや、資料に記載のない事項が不動産にあるかなど、
不動産会社や不動産売買の買主が現地調査をして不動産売買の契約を進めるのです。

この記事では、札幌不動産売却相談窓口が不動産売買でおこなわれる現地調査の目的や方法を解説します。

不動産売買の現地調査の目的とは

不動産売買の現地調査の目的は「不動産売買する不動産の確認」です。

すでにお話ししましたが、不動産売買の対象になる不動産の詳細な資料があっても、
その資料と不動産の実態が一致しているかはわかりません。
資料以上に経年劣化が進んでいるかもしれませんし、資料からはわからない不動産内の欠陥などがあるかもしれません。
不動産の現地調査は、資料からはわからない不動産売買の対象になる不動産を確認するためにおこなわれます。

加えて、不動産売買の対象になる不動産は、現地で直接確認しないとわからないことも少なくありません。
たとえば、不動産売買の対象になる物件と土地の資料からはわからない、近隣との境界線トラブルがあったとします。
境界線には隣不動産の所有者の私物などが置いてあるため、
不動産売買を進めるためにはこの境界線トラブルを解決しなければ難しいという判断でした。
資料から境界線トラブルがわからない状態なら、
資料だけで不動産売買を進めてしまうと、境界線トラブルが深刻化するはずです。
現地調査したからこそ、わかったことでした。

このように、現地調査は不動産売買を進めるときに現地でなければわからないことを把握するため、
そしてその把握した内容を不動産売買の査定や契約に活かすためにおこなわれます。

不動産売買の現地調査の方法とは

不動産売買の現地調査には5つの方法があります。

・不動産売買の売主からの聞き取り現地調査
・不動産売買の不動産に足を運んで物件や周辺の確認をする現地調査
・法務局に足を運んで不動産売買の登記簿などを確認するための現地調査
・自治体の役所に足を運んで法令による制限などを確認するための現地調査
・ガスや電気などインフラを調べるための現地調査

不動産売買のための5つの現地調査の方法は、同時におこなわれたり、不動産売買の進捗度にあわせておこなわれたりします。

最後に

不動産は高額の買い物です。不動産売買の価格を決めるときや実際に不動産売買の契約を進めるときは、
現地調査をおこなったうえで慎重に価格や契約の反映させる必要があります。
現地調査をしなければ、資料からわからない不動産の欠陥や状態、
トラブルなどを把握できず、不動産売買中あるいは後にトラブルが起きる可能性があるからです。
また、不動産売買価格も、より詳細な金額を出せないためでもあります。

不動産売買でおこなわれる現地調査に不安や疑問があれば、札幌不動産売却相談窓口にご確認ください。

この記事を読んだ方は、こんな記事を読んでいます。