住宅ローンの名義変更|ローン名義と不動産名義の違い
離婚をするときによく問題になるのが住宅ローンの名義です。
住宅ローンの名義変更は可能なのでしょうか。
また、名義変更といわれると、不動産の名義変更を想像する人が少なくありません。
不動産の名義と住宅ローンの名義は違うのでしょうか。
不動産やローンの名義変更で迷いやすいポイントを、札幌不動産売却相談窓口が明確に解説します。
住宅ローンの名義変更は可能なのか？
離婚のときに住宅ローンの名義変更を希望する夫婦は少なくありません。
離婚などを理由にした住宅ローンの名義変更が可能なのかが問題になります。
結論からいうと、住宅ローンの名義変更はできるケースとできないケースがあります。
住宅ローンは金融機関から住宅取得のために融資してもらうサービスですから、
名義変更のためには銀行などの金融機関側に名義変更を許してもらわなければいけません。
銀行などの金融機関が許せば住宅ローンの名義変更は可能です。
しかし、銀行などの金融機関は簡単に住宅ローンの名義変更を許しません。
なぜなら住宅ローンを借りるときに審査して、名義人も含めて確認したうえで金融機関は融資をおこなっているからです。
後から住宅ローンの名義人を変更するということは、住宅ローン申し込み時の内容や条件と変わってきます。
銀行などの金融機関にとっては夫婦の離婚は返済する側の事情であり、本来関係ありません。
離婚という事情は住宅ローンの債務者側の事情だからこそ、債権者である金融機関が必ず応じる義務はないのです。
住宅ローンの名義変更を申し出て、変更後の名義人が現名義人と同程度の返済能力を持つ、
あるいは現名義人より資力や収入などの点で高い返済能力を持つ場合などに限って、
住宅ローンの名義変更を認めてもらえる可能性があります。
住宅ローンの名義変更を申し出ることは可能ですが、銀行などの金融機関が認めてくれるかどうかは別問題です。
住宅ローンの名義変更で勘違いしがちな不動産の名義
住宅ローンの名義変更では、不動産の名義変更を混同しがちです。
住宅ローンの名義と不動産の名義は違うものです。
住宅ローンの名義とは、住宅ローン契約者のことになります。
対して不動産の名義とは、不動産の所有者のことです。
住宅ローンの名義変更は住宅ローンを借りた金融機関に相談しますが、
不動産の名義変更は法務局で不動産の名義変更登記をおこなう必要があります。
名義変更の手続きも異なっているため、混同しないように注意してください。
なお、住宅ローンの名義人と不動産の名義人は必ずしも同じである必要はありません。
最後に
住宅ローンの名義変更は、銀行などの金融機関が承諾すれば可能です。
銀行などの金融機関にとっては、夫婦の離婚はあくまで債務者側の事情です。
住宅ローン申し込み時に現在のローン名義人で審査をしたわけですから、
後から名義変更に応じなければならないという義務はありません。
離婚時の住宅ローンについては、名義変更の他に、任意売却で残債を清算して解決するという方法もあります。
住宅ローンの返済のお悩みや、離婚時の住宅ローン名義変更のお悩みについては、札幌不動産売却相談窓口にご相談ください。
ケースにあわせた解決策を提案させていただきます。
この記事を読んだ方は、こんな記事を読んでいます。
0120-066-155
