不動産の資産整理の目的と目的ごとの相談先とは


不動産を資産整理するときの目的は不動産オーナーによって異なります。
不動産の資産整理の目的によって、適切な資産整理の相談先も変わってくるのです。
不動産の資産整理の目的と、目的に合わせた相談先をご紹介します。

不動産の資産整理の目的とは

不動産を資産整理する目的はオーナーによって異なります。
資産整理の目的によって相談先も異なるため、まずは不動産の資産整理はどのような目的で行われるか把握しておきましょう。

不動産の資産整理の主な目的は4つです。

・不動産の負担軽減のための資産整理

相続などで不動産を取得したが、特に使う予定もなく放置状態になっている。
このようなケースでも、不動産の維持管理費用や固定資産税などの税金が必要になり、
オーナーの負担になることがあります。
不動産の維持管理負担の軽減を目的に資産整理することがあります。

・不動産による資金調達のための資産整理

介護や老人ホームの入居費用など、まとまった資金が必要になり、
資金調達のために不動産などを中心に資産整理することがあります。
お金を作るために資産整理です。

・相続対策のための資産整理

将来的な相続を見据えて資産整理する方法です。
不要な不動産を資産整理して現金で相続できるようにする方法や、
資産整理によって不動産売却し、現金を生前贈与する方法などがあります。

・債務整理のための資産整理

住宅ローンなどの返済を整理することを目的とした資産整理です。
不動産を使った債務整理の方法に、任意売却などがあります。

不動産の資産整理の目的ごとの相談先

不動産などの資産整理は4つの目的のどれに該当するかによって相談先が異なります。
主な相談先は以下の通りです。

・金融機関
・弁護士などの士業
・不動産会社

目的ごとにどの相談先を選べばいいのか、具体的に説明します。

相談先①金融機関
金融機関が相談先になるのは、債務整理のための資産整理ケースです。
住宅ローンが関係している場合は金融機関に相談し、月の返済額や利息などを見直してもいいでしょう。
ただし、住宅ローンが関係していない、つまり金融機関から借入れがない場合やすでに任意売却を決めている場合などは、
金融機関ではなく別の相談先に相談した方が早道になる可能性があります。

相談先②弁護士などの士業
相続対策のための資産整理や、債務整理のために資産整理などでは弁護士などの士業が相談先になります。
相続対策としては遺言などもあるため、弁護士などに相談すれば不動産以外の総合的な相続対策が可能です。
また、債務額が大きかったり、多数の債務返済で苦慮していたりする場合は、
弁護士に相談すれば法的な手続きも含めて解決策をアドバイスしてもらえるメリットがあります。

相談先③不動産会社
4つの目的すべてで相談先になります。
不動産が絡む場合はまずは不動産会社に相談し、その後に専門家への相談が望ましい場合は、
専門家にサポートしてもらいながら不動産売却などを進めることも可能です。
資金調達や不動産の所有負担を軽減するための資産整理では、迅速な不動産売却が必要になるケースがあります。
第一に不動産会社を相談窓口にすることで、計画に合わせた不動産売却が可能です。

最後に

不動産などの資産整理は、資産整理の目的によって相談先が異なります。
資産整理の主な目的は4つです。
目的ごとの相談窓口が分からない場合は、最初に不動産会社に相談し、目的に合わせた専門家のサポートを受ける方法もあります。
目的やニーズに合わせて相談先を使い分けましょう。

不動産などの資産整理のアドバイスや不動産売却は、札幌不動産売却相談窓口にお任せください。

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