●条件の良い=高く売れる不動産とは

○土地編

1.市街化区域or市街化調整区域か:都市計画上土地は市街化区域か市街化調整区域のどちらかに存在します。一般的に住宅が建っていて人々が生活している所は、市街化区域です。それ以外の山林や原野、荒れ地など人が基本的に住んでいない(住めない)所、建物を建てられない所が市街化調整区域と言えるでしょう。ただ、市街化調整区域でも一部、その土地の所有者が住む住宅や倉庫や事務所など、また、住宅が建てられる所があります。

2.道路付け

1.建物が建てられる(建築確認が下りる)のは幅4m以上の道路に2m以上接道していないといけないという接道要件があります。つまり、これを満たさない土地、原野など道路が無いなどの土地は価値が二束三文と言えます。

2.道路に接していてもその道路の幅が何メートルなのか、公道なのか私道なのかによっても評価は大きく異なります。

札幌市の場合、公道で道路幅が8m以上あれば冬場に市の除雪が基本的に入りますので、除雪が入るか入らないでは評価が大きく変わってきます。さらに、8m道路であれば車歩道が分離されているケースが多いでしょう。

また、道路の向きによっても、陽当りの良い南側道路なのか、北側道路なのか、はたまた二方道路の角地なのかによって評価は異なってきます。

3.間口(まぐち):道路に面する土地の寸法ですが、やはり狭いよりは広い方が評価は高くなります。

4.土地の大きさ:使用目的にもよりますが、一戸建てを建てるためなら、通常は40坪~50坪もあれば十分と言えましょう。

5.土地の形状・地盤:整形地なのか旗竿地(はたざおち)なのか、道路から平坦なのか傾斜、段差や法地(のりち)なのかによっても建物の形状が異なってきますし、建築費も擁壁(ようへき)を作る場合などはが数十万円から数百万円の費用が増えてしまいます。また、地盤が基礎杭を何メートル使うのか、ベタ基礎で十分な強固な地盤なのかによっても、建物を建てる場合に建築費が数十万円から数百万円単位で異なってきます。

6.インフラ(ライフライン):生活していくうえで必要な上下水道や電気、ガスが都市ガスなのかLPガスなのかインフラ整備の状況により評価が異なります。

7.生活利便性・周辺環境:

交通アクセス:地下鉄が使えるのかJRなのか、バス便なのか

買物:コンビニ・スーパー・ドラッグストア・公園・金融機関・病院・幼稚園・学校が徒歩圏にあるのか

積雪量:暖冬化しているとはいえ、まだまだ、北海道は積雪は必ずありますので、冬の積雪量や除雪が入るのかや風向きはどうかなど

以上、100%条件をクリアできる物件は無いでしょうが、クリアできる度合いによって、より高く売却ができる可能性は高まると言えるでしょう。

◎土地の売却のご相談はA-ハウスへお任せください。

この記事を読んだ方は、こんな記事を読んでいます。