●条件の良い=高く売れる不動産とは

○マンション編

1.建物の古さ:新耐震基準の建物であれば、次の購入者が住宅ローンを利用できるため、物件価格の障壁になりづらいといえます。

2.長期修繕計画の有無:昔から「マンションは管理を買え」といわれているように、長期修繕計画を始めとする大規模修繕工事が定期的に行われていることが重要となってきます。また、管理員勤務形態も巡回なのか、週何日の通勤なのかなど管理員の勤務体制も重要です。これらは、全体の戸数・規模によっても大きく変わってきます。総戸数が100戸程度の規模だと1戸当りの管理費や修繕積立金の負担割合も低くなり、大規模修繕工事のための積立金総資産額も比較的多いかもしれません。逆に言うと月々の管理費と修繕積立金の合計額が余り多くなく、比較的購入する側にとってもプラス要素となることでしょう。

3.駐車場の空き:マンションの入居者の高齢化がすすんでいる場合、車を手放すケースも多々見られますが、敷地内で駐車場が確保できるかどうかも購入検討者にとっては大きな購入ポイントとなります。

4.間取り:建物編でもありましたが、一般的に需要の多いのはファミリータイプの3~4LDKの間取りといえますが、マンションの場合は。一戸建てからの住み替えのケースも多く、その場合は家族数が1~2人のため、1~2LDKの間取りの方が需要は高いといえるでしょう。また、部屋が小さいと比例して月々の管理費・修繕積立金も安くなるので、プラス要素といえます。

5. リフォーム履歴:住戸内のリフォームは、設備関係の交換などが定期的に行われていればベターでしょう。ただ、設備機器などは年々新しい物が出ており、購入者が購入後に好きなようにリフォームするケースの方が多いため、事前にリフォームする必要は無く、それほど重要なポイントとはならないかもしれません。

6.階数・前建て:新築時だと同じ間取りでも階数が上に行くほど価格設定は高くされていますが、中古で売却する場合の査定額は基本的には過去の成約事例の坪単価に階数、陽当りや角部屋かどうかの要素を加えて評価しますので、前建てなどのネックがないかどうかポイントになるでしょう。

7.生活利便性・周辺環境:

交通アクセス:地下鉄が使えるのかJRなのか、バス便なのか

買物:コンビニ・スーパー・ドラッグストア・公園・金融機関・病院・幼稚園・学校が徒歩圏にあるのか

「マンションは立地を買え」とも昔からいわれてきました。一戸建てに比べるとその利便性や除雪をしなくても良いなどの特徴がプラス要素となります。

8.周辺競合物件:売却時に周辺エリアで競合物件が多いと、物件価値が相対的に低くなってしまい、最終的には価格勝負となってしまうことも考えられます。このような事態を回避するためにも、人より早い行動(アクション)を取ることをお勧めします。

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