●不動産の売却価格について その5

〇歴史は繰り返す
かつて、平成バブル時代に不動産が高騰し、世の中活況を呈しました。それがはじけ不況時代になり、その後数十年して、コロナ時代になり、リモート勤務が増え、自宅にいる時間が増えてマイホームを持ちたいという機運が高まり、それまでは比較的土地も値下りしていたので一般のサラリーマンがマイホームを持てる時代でしたが、どんどん土地が売れるため、土地価格が値上りし、やがて不便な場所でも高く売れるようなコロナバブルの時代になりました。
札幌でも何億もするタワーマンションがいくつか売りに出され、投機目的(値上り後の利ザヤ目的の)として海外の投資家にも多く契約されました。
また、リゾート地もニセコの時代から富良野(北の峰)への移行が見られますが、ニセコ町の高級リゾート開発会社が大きな負債をおって破綻しました。
実需物件も急激な土地の値上りや人件費・建築費の大幅な値上りにより、注文住宅も4000万円~5000万円、中央区では1億を上回る価格帯となり、マンションも同じく大幅に値上りし、一般の庶民に高嶺の花となりました。
住宅ローンの金利も上がり、弱年層の購買力を高めるために、ローンの借入期間も最長50年時代となってしまいました。
新築物件も供給が減り、中古市場に移管しており、今までの新築をスクラップアンドビルドした時代から、既存物件をリフォームして長く使おうとする時代に変化しつつあります。
その意味では、立地次第で中古物件も今まで以上に付加価値を付ける設定も可能かもしれません。
◎不動産のご売却については「A-ハウス」へお気軽にご相談下さい。