不動産売却の事前調査とは?期間や内容を解説


不動産売却のときは事前に査定を行ったり、不動産の事前調査をします。
「不動産の事前調査をする」と言われると不動産売却する側は「何を調べられるのだろう」と不安に思うのではないでしょうか。

この記事では不動産売却の事前調査について説明します。
事前調査で確認する内容や事前調査にかかる期間を順番に見て行きましょう。

不動産売却の事前調査で確認する内容とは


不動産売却をするときはただ「売却します」で不動産を売るわけではなく、
不動産の状況などを確認したり、査定したりするのが基本です。
不動産は買主にとって大きな買い物になります。
売主にとっても大きな財産です。
不動産をしっかり評価するためにも、査定や事前調査が重要になります。
不動産売却の事前調査では以下のようなポイントをチェックすることになるのです。

・不動産売却時の権利関係を事前調査

不動産の中には抵当権や根抵当権が設定されているものもあります。
また、ひとりの所有ではなくふたり以上の所有になっている不動産もあるのです。
不動産売却の時点で不動産の権利関係はどうなっているのか、法務局の登記情報などから確認します。

・不動産売却時の法令上の制限を事前調査

不動産売却の買主は購入した不動産を目的に沿って利用します。
たとえば土地を購入した買主はその土地に建物を建てるなど、
土地購入の目的に合わせて使うことになるのです。
しかし、法令で開発などが制限されていると、買主が目的に沿って利用できない可能性があります。
法令上の制限も事前調査の対象です。

・不動産売却時に利用可能な設備を事前調査

中古の不動産売却では、その家やアパートなどの内部設備が使えるかどうかも重要です。
たとえば水道管や電気の配線の状況など、修理が必要な個所などはないか確認しておかないと、
買主が入居しても「生活できなかった」という話になる可能性があります。
ガスや水道の配管、電気の配線など不動産売却の時点での設備をチェックする必要があるのです。

・不動産売却時の管理状況を事前調査

アパートなどの集合住宅の売却の場合は規則や管理状況、
管理組合といった集合住宅に特有の事情も事前調査の対象になります。

不動産売却の事前調査にかかる期間


不動産売却の事前調査内容を見ると「調べることが多いので時間がかかるのではないか」と
思うかもしれません。
果たしてどのくらいの期間を要するのでしょうか。

事前調査に要する期間は不動産のタイプによってかなり違っています。
期間については不動産売却の相談時に不動産会社に確認するのが一番です。
一般的に戸建住宅の場合は不動産売却に4カ月~半年ほどの期間がかかります。
事前確認を含めて不動産売却の完了までの目安期間を約半年と考えるといいでしょう。

ただ、不動産売却には任意売却や不動産買取などの手法もあり、
売却方法によっても事前確認を含めた期間は変わってきます。
注意してください。

最後に


不動産売却のときは売却の対象になる不動産を調べなければいけません。
不動産の状況確認を事前調査といいます。
事前調査は不動産タイプによって要する期間が変わってきますので、
不動産売却相談の際に必要期間についても確認しておくことをおすすめします。

不動産売却は札幌不動産売却相談窓口にお任せください。

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