路線価は査定に影響するの？｜札幌の不動産売却の知識

「路線価」という言葉を耳にしたことはありませんか。
路線価は不動産売却の査定に影響すると言われますが、実際のところはどうなのでしょう。
そもそも、路線価とは何を意味するのでしょうか。
札幌の不動産売却で知っておきたい路線価の基礎知識と、不動産売却と路線価の関係について解説します。

路線価とは何か｜札幌の不動産売却の基礎知識

路線価は、「道路（路線）に接している標準的な宅地の1平方メートルあたりの価額」のことです。
路線価は、不動産の評価額を算出するときによく使われます。

一般的に路線価という言葉でワンセットにされがちですが、実は路線価には2種類の路線価が存在するのです。1つは「相続税路線価」。
もう1つは、「固定資産税路線価」です。

相続税路線価は、相続税の算出に関係する路線価になります。
固定資産税路線価は、固定資産税の算出基準になる路線価のことです。
路線価はこの2種類があるのですが、一般的に路線価という言葉が指すのは「相続税路線価」の方になります。

路線価は査定に影響するか？｜札幌の不動産売却

そもそも、なぜ「路線価」というものが存在しているのでしょう。
路線価の存在意義を見て行くと、路線価が査定に影響するかどうかが分かるはずです。

路線価がなぜ存在するかというと、それは3つの目的があるからだと言われます。
「不動産評価の一律化のため」「不動産評価の分かりやすさのため」「不動産相場の目安のため」。
以上の3つが、路線価が存在する目的です。

1.不動産評価の一律化のため

路線価は相続税路線価などのかたちで、税金に使われます。
課税の場面でAさんはこの評価方法、Bさんは別の評価方法と、評価が人によって別々になってしまうと、
課税が極めて不平等な状況になってしまうのではないでしょうか。
「平等」や「一律」に役立てるために、路線価があります。

2.不動産評価の分かりやすさのため

多くの人に税金を課す場合、計算や評価の方法が難解過ぎると「いくらの課税があるのだろう」という算段をつけ難くなります。
路線価は、相続税などの評価や計算を一般の人にも分かりやすくすることも目的であると言われているのです。

3.不動産相場の目安のため

不動産の売却や購入での相場目安にするためにも、路線価は存在しています。
不動産はいろいろな要因や事情によって評価されるため路線価が全てではありませんが、
基本的な相場の目安（参考）として存在しているのです。
よって、「路線価は査定に影響するか」という質問については、「相場目安のような存在なので、
ある程度は影響する」が答えになります。

最後に

路線価は不動産相場の目安のように使われているため、不動産の取引ではある程度は査定に影響します。
ただし、不動産はいろいろな要因を考慮して査定結果が出るという点を忘れることはできません。
戸建は路線価の影響を受けやすく、アパートは路線価の影響を受け難いと言われます。
このように、
不動産のタイプによっても路線価の影響の大小は変わってくるのです。
その不動産の売却額について予想をつけたい場合は、しっかりと査定してもらった方がいいでしょう。
札幌の不動産売却の疑問やお悩みは、札幌不動産売却相談窓口へとお気軽にご相談ください。

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